運動の効果の一つに、免疫力を高めるというものがあります。そもそも免疫とは、私達の体を細菌やウイルス、病気から守ったり、体の調子を整えたりする機能のことです。

運動をすると筋肉が動いて体温が上がります。これは体を動かすことによって血行が促進され、体のすみずみまで酸素や栄養が届けられているからです。体温が高くなると、血液中の白血球に含まれる免疫細胞が活性化されるため、免疫力も高まると言われています。

また、運動することで体をリラックスさせる効果が期待でき、ストレス発散に有効です。私たちの体には「交感神経」と「副交感神経」という2つの自律神経があります。免疫機能は、これらの自律神経が交互にバランスよく働くことで正常に機能します。

免疫力を高めるには、じんわりと軽い汗をかく程度の軽い有酸素運動がおすすめです。風邪に負けない体づくりに興味のある方、健康な毎日を過ごしたい方はぜひ参考にしてみてください。

※この記事は、あったか地域新聞（2024年9月号）からの抜粋です。