ご存知ですか? 股関節の柔軟性を維持するエクササイズ
2024.04.13
- カテゴリー
- 介護のお役立ち情報
こんにちは!デイサービスあったかの家、代表の安江です。4月号では、股関節の柔軟性の大切さとエクササイズをご紹介します。
「股関節を伸ばす動き」とは、体幹に対して脚が後方にいく動きのことです。股関節を伸ばす動きが減少することによって、股関節はどんどん硬くなり、曲がっていきます。
試しに、立っている状態で股関節を曲げてみてください。すると、どうしても膝が曲がり足首も曲がってしまいます。これは運動不足のお年寄りによくみられる姿勢だと思いませんか。つまり「股関節を伸ばす動き」が硬くなると、これに付随して、ひざ、足首、ひいては体幹まで硬くなります。
また、スムースな体幹の移動ができないわけですから、歩くのが遅くなったり、体が重く感じたりします。こうしたことから、股関節がしっかり伸びる動きを維持し、スムースな体幹の移動を保つことは極めて重要であることが分かります。
それでは、「股関節の柔軟性を維持するためのエクササイズ」をご紹介します。
1.「前後開脚」
両手の平と両ひざを床に付け、呼吸を整えながら片方のひざを立て、もう片方の脚を後方に伸ばします。股関節前面が十分に伸びる感覚を感じながら行うと効果的です。さらに、伸ばした脚と反対側に上体をねじりながら行うことで、このエクササイズをより効果的に行うことができます。
2.「ウォーキングエクササイズ」
体幹をまっすぐにした状態を維持し、歩行しているときの後ろの足より前方に体幹を運ぶことを意識し、股関節を伸ばす動きが生じるようにしながら歩くようにしましょう。ひざが曲がる、体幹が丸まってしまう姿勢は✗です。
歩くことは、毎日の生活の中にあるわけですから、正しい歩き方を身に付けることはとても大切です。ここで紹介している正しい歩き方を理解し、毎日の生活の中に取り入れていきましょう。
歩くだけでエクササイズになるわけですから、その重要性はとても高いといえます。また、心地よく歩くことを身に付けることができたなら、毎日歩く距離を延ばしていきましょう。
※この記事は、あったか地域新聞(2024年4月号)からの抜粋です。