プロが伝える 健康維持のツボ!『向上させよう!飲み込む力』
2024.12.22
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お口に入った食べ物は、食道を通って胃へ流れます。しかし、喉の機能が低下すると誤って気管に入ってしまうことがあります。この誤嚥が原因で起こる肺炎を誤嚥性肺炎とよびます。
高齢者の病気だと思われがちですが、実は40代頃から注意が必要だといわれています。むせる、咳込む、声がかすれる、たんが絡む等の症状が出てくると、飲み込む力が落ちてきたサインかもしれません。
喉の筋肉を鍛えるために、高めのトーンでの会話を増やしてみましょう。朗読やカラオケで声を出すのも良いでしょう!
飲み込む力の筋肉は首の前側にあります。イスに座って姿勢を正し、手を額に押し当ておヘソを覗き込むように下を向くと(嚥下おでこ体操)喉に力が入って首の筋肉を鍛えられます。食前にオススメの体操です。
肩の上げ下げや、首をまわしたりする運動もオススメです。無理のない範囲で行いましょう。むせずに、おいしく食事を続けられるように、食前の口腔体操を行ってみてください。
※この記事は、あったか地域新聞(2024年12月号)からの抜粋です。