ご存知ですか? 「認知症予防」には備えが必要です!
2026.02.20
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2月号からは、私どもが学んでいる日本自立支援学会会長の竹内孝仁教授の「高齢者自立支援の理論と実践」の中の認知症に関する学びをできるだけ簡潔に紹介したいと思います。
その前に…現在の85歳以上の高齢者の認知症の出現率は3〜4割前後と報告があります。認知症になる要因を把握し予防することで、この出現率を大きく引き下げることができると私は考えています。
認知症とはどのような病気か – 多元的要因からみた理解
認知症は単一の原因で生じる病気ではなく、運動、趣味、栄養、心理社会的要因、性格などが複雑に関与する多元的な疾患である。したがって、認知症を生み出す要因を一つひとつ明らかにすることは、発症予防にも、発症後の治療にもつながる。これは、高血圧症において塩分摂取が原因の一つであるとわかれば、予防にも治療にも活用できるのと同じ考え方である。
運動習慣と認知症
運動と認知症の関係については、欧米を中心に多数の研究が行われてきた。その結果、運動不足は認知症の重要な危険因子であるという認識が定着している。
特に有名なのが、ラボットによるハワイ在住の日系アメリカ人約3000人を対象とした研究である。この研究では、1日2マイル (約3.2km) 以上歩く生活をしている人は、それ未満の人に比べて認知症の発症率が43%低かった。
さらに、2011年にハーパード大学認知症研究センターは、既存の治療研究を分析し、認知症の治療効果が実証されているのは運動のみであると結論づけている。運動は予防だけでなく、発症後の治療としても有効である。
「歩く」ことの大切さ
その他の要因については次月号でご紹介しますが、歩くことの大切さが分かるかと思います。
便利な世の中になり、近くのコンビニへ買い物に行くのも車で行ったり、掃除も自動で行えたりと生活の場から歩行距離が短くなっているように感じます。実際に1995年以降の高齢者の認知症の出現率は増加しています。
あったかグループでは、介護状態になりにくい認知症予防および身体づくりのサービスを開発中です。
※この記事は、あったか地域新聞(2026年2月号)からの抜粋です。












