ご存知ですか? 「65歳からの介護予防」健康法の復習

2024.06.14

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ご存知ですか? 「65歳からの介護予防」健康法の復習

こんにちは!デイサービスあったかの家、代表の安江です。6月号では、忘れがちな65歳からの健康法を復習のために紹介します!

ついつい忘れてしまったり、健康法を続けられなかったりしがちですが、「継続は力なり」です。地域の方々がお元気でいてくれることで、医療費や介護費等の軽減でも貢献でき、何よりもご本人が良き人生を歩めるかと思います。目標を立てて、いつまでも元気な体づくりに励みましょう!

色々な健康法がある中、結論から言いますと下記の4項目を基本として取り組んでいただきたいと思います。

  • 水分:1日1,500ml以上 または、体重×30ml以上
  • 運動:1日2kmの散歩(できれば早歩き)
  • 栄養:1日1,500kcalを摂取
  • 口腔:口腔衛生および義歯の適合性

<水分摂取>

体内水分量は、乳幼児は体重の80%ですが、高齢者になると50%になります。年齢が進むにつれて体内水分量は減っていきます。これは新陳代謝が異なるから。高齢者は体内水分量が少ないため、水分の欠乏には十分に気を付けなければなりません。仕事がら経験で高齢者のほとんどの方が水分不足になっていると感じます。水分不足になると、便秘、ぼんやりして転倒しやすくなる、身体動作の低下、唾液の減少でむせる、認知症状(認知力の低下)。水分摂取は慣れてきますので、無理せず少しずつ水分量を増やしていきましょう。心不全等で水分摂取量に制限がある方は、医師に相談してください。

<運動習慣>

トイレに行くにも、お風呂に行くにも、顔を洗いに行くのも生活の中で移動(歩行)は全てにかかわってきます。歩ければ自立できるADL(日常生活動作)がほとんどです。健康寿命を延ばすには、散歩する習慣を身に付けることがとても大切になります。

<栄養状態>

低栄養が体力を奪い、病気への抵抗力を失い、筋肉量が減少して日常生活における自立度の低下につながることは言うまでもありません。バランスのとれた食事をしっかり噛んで食べましょう。

<口腔ケア>

義歯の「適合性」は咀しゃくそのものに重大な影響を与えて摂食嚥下全体に影響していきます。口腔機能が十分機能しないとむせたり、認知症の原因となることもあります。口腔衛生は後回しになりがちです。定期的に歯医者にいってチェックしてもらいましょう。

※この記事は、あったか地域新聞(2024年6月号)からの抜粋です。

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