ご存知ですか? 脳の機能を試す「片足立ちテスト」

2025.04.28

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ご存知ですか? 脳の機能を試す「片足立ちテスト」

こんにちは!デイサービス「あったかの家」代表の安江です。

4⽉号は、先⽉に続き「脳を⽼化させないための知識」を、我々が学んだことからご紹介いたします。

脳の機能をチェックするために、脳に刺激を送るために、テストがてらちょっと今やってほしい運動が1つあります。それがバランス運動。皆さん、なかなか年を重ねるとバランスを取るという機会が少なくなりませんか。そしてその結果、なんだか転びやすくなったりしていないでしょうか。

確かに、そもそも老化によってバランス感覚は衰える部分もあるんですが、一方で高齢者になると激しいスポーツなどをしないため、なかなかバランス感覚を使う行動が少なくなる。これは結構意外な落とし穴なんですよね。

そして、使わないものは衰える。この原理原則に基づくと、バランスを取る機会がなくなることで、平行感覚を司る脳の機能も落ちていってしまう場合があるわけです。ここで、 自分の脳のバランス感覚を確かめるのに、とっても手軽でおすすめなのが「片足立ちテスト」

シンプルなんですが、片足を上げた状態で、まず目を開けて何秒立っていられるか試してみてください。次に、目を閉じた状態で何秒立っていられるか試しましょう。しっかりいざという時、机や壁に掴まれる環境でバランスを崩しそうになったら、ケンケンなどして頑張らずに、すぐ両足をついて怪我をしないようにやってくださいね。

さて、あなたは一体何秒立っていられたでしょうか。
実は、日本で行われた研究では、20秒以上の片足バランスを取ることができない人は脳の病気や認知症のリスクが高まる、こういうデータもあるんです。

この片足バランステスト、シンプルですが、実は脳や体のセルフチェックにうってつけなんですよね。目を開けて余裕だったが、目を閉じると途端にできなくなってしまう。目を閉じるとできなくなる場合は、筋肉や骨は問題ないのに、脳の平衡感覚の部分が鈍っている場合があるんですね。

この片足立ちテスト。できない人はまず5秒から、5秒できた人は10秒とだんだん記録を伸ばしていき、30秒程度できるようになると素晴らしいですね。
普段使わないバランス感覚を日常的に使うと、脳の老化予防に役立つと思います。

※この記事は、あったか地域新聞(2025年4月号)からの抜粋です。

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