ご存知ですか? 身体が硬くなると内蔵の不調やストレスの原因に…
2024.02.13
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こんにちは!デイサービスあったかの家、代表の安江です。2月号では、1月号に引き続き体が硬くなることの影響についてお伝えいたします。
「体幹」「股関節」「ひざ」の曲がりは相互に関連しあっています。例えば、体幹(背中・腰)を丸めた姿勢をとってください。そうすると、股関節やひざも自然に曲がってしまうのが分かります。また、逆に股関節とひざを軽く曲げた姿 勢 をとると、体幹が丸まってしまうのが分かります。
つまり、硬さが一箇所に生じてしまうと、その影響は他の部位にも必ず及ぶことになります。このため各々の関節が硬くならないように、予防とチェック方法を知っておくことがとても重要なことだと分かります。
そして、若さを保つ秘訣は、これらの部位が曲がってくることを予防し、伸びた状態を維持することです。つまり、「体幹が伸びる」「股関節が伸びる」「ひざが伸びる」の3つのことをできる限り維持することが重要となります。この3つのことを維持できている人は、運動機能をかなり維持しやすいといえます。
実際に、職業がらたくさんの高齢者の方をみてきましたが、これらの部位が曲がってくると急激にからだの機能が落ちてくることを日々感じています。逆に、これらの部位がしっかりと伸びている方は、元気を維持している方が非常に多いです。
高齢者に限らず、20代、30代の方でも姿勢が悪い方は、運動機能が低下している方が多いように思います。姿勢は運動機能だけでなく、内臓の働きの低下や心理的なストレスを引き起こすことが多々あるといわれています。
姿勢が悪くなる(体幹が曲がる)と一言で言っても、実は色々なタイプがあります。そして大まかに分けると、「腰椎を主体に曲がってくるタイプ」と、「胸椎を主体に曲がってくるタイプ」とに分けることができます。
このため、体幹が曲がってきたからといっても、ただ単純に伸ばせば良いというわけではありません。ちゃんと狙いを決めて伸ばすことで、効果的に体幹の曲がりを改善したり、予防したりすることができます。
次月号では、自分の体幹のタイプを知るための方法や効果的な予防法を紹介したいと思います。
紹介させていただいた内容は、理学療法士の園部俊晴氏の著書「健康寿命が10年延びるからだのつくり方」から学んだことをご紹介させていただいております。
※この記事は、あったか地域新聞(2024年2月号)からの抜粋です。