今年からニュースなどでも取り上げられご存知のかたも多いと思いますが、ブロッコリーが農林水産省の指定野菜に追加されることとなりました。

ブロッコリーはアブラナ科の花蕾を食べる野菜です。その祖先は地中海沿岸の野生キャベツがルーツと言われています。

指定野菜とは、消費量が多く国民の生活上 重要性が高い品目として位置付ける制度で、2026年からブロッコリーも加わることになりました。指定野菜となると、何らかの理由で価格が下落したときに生産者に支払われる補助金が手厚くなります。そのため、今後はブロッコリーの安定供給につながると期待されています。

指定野菜に新たな野菜が加わるのは半世紀ぶり！1974年にじゃがいもが追加されて以来とのこと。もともと特定野菜と言われるグループに位置付けられていましたが、消費量が野菜の中でも際立って増えていて、ここ30年で消費量が2倍に増加したそうです。

と、いうことで特定野菜の中から格上げされ、これからは国のサポートを受けて栽培が促され、さらに安定した流通が期待されるブロッコリーに是非注目してみてください。

※この記事は、あったか地域新聞（2024年10月号）からの抜粋です。