プロが伝える 健康維持のツボ!『運動によるホルモン分泌』
2024.05.20
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ホルモンは、体の健康維持のため色々な機能を調節しています。前回、幸せホルモン・セロトニンについてお話しましたが、他にも運動や筋力トレーニングをすることで分泌されるホルモンがあります。代表的なものは成長ホルモン、テストステロン、ノルアドレナリン、ドーパミンです。
成長ホルモンには脂肪燃焼や筋肥大の促進などの効果があります。また、糖尿病予防効果や心臓病のリスクの低下もあります。
テストステロンとドーパミンは、やる気が出たり前向きになれるホルモンです。テストステロンには精神面以外にも、血管系の病気を予防したり記憶力や集中力を高めるなど良い効果が報告されています。
ノルアドレナリンは脳を活性化させることで、記憶力や情報処理能力の向上などの効果があります。
運動を行うことで筋力が向上する、動作が安定するなど直接的な効果もありますが、それに加えて上記のようなホルモン分泌によるメリットもあります。
※この記事は、あったか地域新聞(2024年5月号)からの抜粋です。